ビタミンの力で、肌と心をポジティブに

なぜ、ニキビをつぶしてはいけないのか

青山ヒフ科クリニックには、クレーターに悩む患者様がたくさん来院されます。今回はなぜニキビをつぶすと跡がクレーターになってしまうのかを解説します。
クレーターができてしまう理由

赤く炎症を起こしているニキビでは真皮深くにある皮脂腺を中心に、炎症性の細胞がたくさん集まっています。この炎症性細胞はやわらかくてつぶれやすいイクラのようなものだと思ってください。この中には活性酸素がたっぷり含まれています。皮膚の上から圧力を加えてニキビをつぶすと、この炎症性細胞も一緒につぶれて内包している活性酸素を一気に放出します。活性酸素は本来外からやってくる細菌などをやっつけるため強力な毒性を持っています。これが皮膚の内部で広がるとどうなるでしょう。コラーゲンなど皮膚組織が破壊されてしまいます。ニキビをつぶすと肌表面よりも内部が強くダメージを受けてしまうんですね。この場合、表面のダメージが少ないため、破壊されて凹んだ組織を修復する反応が起きないか、起きても微小のため何もケアをしないとクレーターになってしまうのです。

クレーターにならないために

青山ヒフ科クリニックでは、激しい炎症を起こしているニキビには、活性酸素を消去し、コラーゲン合成を促進する高濃度ビタミンC誘導体やビタミンBなどを直接注射する治療を行っています。活性酸素を消去してコラーゲンの合成を促進すればクレーターの発生は防げます。

ビタミンC療法の第⼀⼈者 ドクター亀山

皮膚科専門医 亀山孝一郎
医師、医学博士

 

北里大学医学部卒業、世界最高峰の米国立保健衛生研究所(NIH)でメラニン生成についての最新研究に専念。
1999年に、“ニキビは感染症ではない、皮脂の過剰分泌を背景とした活性酸素病であり、アクネ菌はその悪化因子である”という趣旨の論文を発表。ニキビは感染症であるというそれまでの常識を大きく覆す。
同年、医療法人社団星美会 青山ヒフ科クリニックを開業。
2002年6月オリジナル化粧品ドクターケイを発表。