お肌の悩みに役立つビタミンラボ

どうしてオイリースキンでもうるおいがないの?

オイリースキンだけど乾燥肌

自分ではオイリースキンだと思っていても、肌の潤いを感じないというインナードライの方がたくさん来院しています。ニキビがある人と健康な人の角層の水分量を測定すると、ニキビがある人の方が水分量が少ないという報告が学会でありました。なぜニキビ肌の方は水分量が少ないのか私なりに考察してみました。

うるおいを守る皮膚構造

水分は皮膚の深いところから表面に向かい表皮細胞に栄養を与えたのちに、皮膚の表面から蒸発していきます。水分の蒸発を抑え、角層の水分を保つのに重要な役割を果たすのが角層に存在する、セラミドなどからなる角質細胞間脂質やアミノ酸をはじめとする天然保湿因子(NMF)です。角層に十分な量と質のセラミドやアミノ酸がないと角層の水分は低下してきます。皮脂膜にも水分蒸発を抑える働きがありますがその力は角層より劣ります。

ストレスとインナードライ

ストレスを受けると体内ではビタミンC、B類の低下、マグネシウムやカルシウムなどのミネラルの低下を引き起こします。これらの物質の減少は血流低下を招き、その結果角層はもろくなります。もろくなった角層は水分を保持する力が低下し乾燥してしまいます。また、ストレスに対抗するために身体は男性ホルモンを活発化させます。これが皮脂の分泌を促します。皮脂はニキビに深い関わりのあるアクネ菌の餌となります。恵まれた環境で増加したアクネ菌が排出した毒素でダメージを受けた角層は、さらに水分保持力を失ってしまうのです。

インナードライを改善するためには?

この状態を改善するためには下記の対策が必要です。

①ストレスを減らす工夫をする

②ビタミン類、ミネラルを身体の内外から補給する

③スキンケアにアミノ酸などの天然保湿因子やセラミドなど角質細胞間脂質の成分を取り入れる

④皮脂の分泌を適度に抑える

 

ニキビを改善するために皮脂の分泌を抑えることに注力する方がいらっしゃいますが、皮脂を抑えるだけでは肌は乾燥してしまいます。皮脂の分泌を抑えつつ、しっかりした角層を構築することが毛穴の引き締まったうるおいのある肌を実現するのです。

ビタミンC療法の第⼀⼈者 ドクター亀山

皮膚科専門医 亀山孝一郎
医師、医学博士

 

北里大学医学部卒業、世界最高峰の米国立保健衛生研究所(NIH)でメラニン生成についての最新研究に専念。
1999年に、“ニキビは感染症ではない、皮脂の過剰分泌を背景とした活性酸素病であり、アクネ菌はその悪化因子である”という趣旨の論文を発表。ニキビは感染症であるというそれまでの常識を大きく覆す。
同年、医療法人社団星美会 青山ヒフ科クリニックを開業。
2002年6月オリジナル化粧品ドクターケイを発表。