ビタミンの力で、肌と心をポジティブに

紫外線による肌のダメージを防ぐには

紫外線はしみ・シワ・たるみを引き起こす!

スポーツをするときや、アウトドアの際に忘れてはいけないのは紫外線対策です。

皮膚の奥まで浸透するUVAやサンバーンを引き起こすUVBは、直接肌を破壊するだけでなく、活性酸素を通じて皮膚にダメージを与え、シミ、くすみ、シワ、たるなどの皮膚の老化を引き起こします。

4月に地表に降り注ぐ紫外線の量は、真夏と比べて遜色のないレベルに達しています。
徹底した紫外線対策が必要ですが、日常生活ではSPF30,PA++位のもので十分です。

紫外線は活性酸素を発生させ、老化を促進する!

皮膚は体内のミトコンドリアという細胞の発電機の活動によって生じる活性酸素以外に、大気汚染物質など体外の様々な物質によって活性酸素を生じています。

皮膚は生体で一番過酷な環境にあるのです。
皮膚に活性酸素を生じる外界からの物質としては、

  • 紫外線
  • 花粉
  • PM2.5
  • 黄砂
  • 酸化した皮脂

などが挙げられます。

これらの物質が皮膚に作用すると皮膚のひりつきやニキビ、乾燥肌になり、長期作用するとしみ、シワ、たるみなどの老化を促進します。
これらの物質は紫外線と同様に、皮膚に活性酸素を生じ、皮膚の老化を早めます。

洗顔で紫外線ダメージをリセット!

紫外線はサンスクリーンの使用でブロックすることが可能です。他の物質が肌に悪さするのを防ぐためにはマスクをすることがある程度有効ですが、完全ではありません。
確実な方法は肌についた物質を除去することです。

除去する方法は洗顔です。
1日2回、朝、晩、しっかり洗顔することが必要です。

洗顔の手抜きが将来のシミの原因に!

  • 若いころはあまり紫外線対策をしていなかった方
  • あるいは洗顔は水だけという方

しばしば顔にしみ、いわゆる老人性色素班を生じます。直径数ミリから1センチ位までの褐色班です。

しみの分布は顔のTゾーンに一致しています。
眼の周りの皮脂の分泌が少ないところにはしみが全くないのに、眼の下の脂漏部位に移行したとたんにしみが多数存在する方を大勢見てきました。

脂が酸化して過酸化脂質という物質になり、過酸化脂質がメラニン産生を増強して、しみになったのです。

洗顔は水だけで、紫外線対策をまったくしないという方ではきわめて多数のしみが顔に存在します。
紫外線対策だけでなく、皮膚をきれいにするということの重要さがわかります。

実は皮脂は、皮膚のバリア機能を上げるだけでなく、自らが酸化することで、皮膚が紫外線やそのほかの物質により酸化するのを防いでいるのです。

UVケア化粧品こそ、しっかりクレンジング

皮膚の酸化防止という役目を終えた皮脂は、その日のうちに取り除くことが重要なのです。

化粧品成分は抗酸化剤が配合されているので、紫外線を浴びても酸化することはありません。
ただ、化粧品成分が毛穴に詰まると、正常な皮脂の分泌が阻害され、乾燥肌やニキビを引き起こします。
古い化粧品成分もしっかり取り除くことが必要です。

クレンジング・洗顔にもビタミンを!

紫外線やその他の老化促進物質は活性酸素を生じて悪さをします。
化粧品は抗酸化剤も配合されており、皮脂ほど、酸化反応を起こすことはありませんが、しっかり落とさないと毛穴を詰まらせて、乾燥肌やニキビなどを引き起こします。

  • 活性酸素を消去するビタミンCやビタミンE
  • ビタミンCの作用を増強するビタミンB群やアミノ酸を内服

これらをスキンケアで皮膚に与えることも紫外線やそのほかの物質が皮膚に悪さをすることを防止します。

紫外線対策だけでなく、しっかりメイクを落として、洗顔することが大切です。