ビタミンの力で、肌と心をポジティブに

万能美容成分『ナイアシンアミド(ビタミンB3)』

ナイアシンアミドとは?

ナイアシンアミド(ビタミンB3)は、ニコチン酸アミドとも呼ばれ、水溶性ビタミンB群の1つです。

生体ではニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD+)となり補酵素として機能し、糖質・脂質・アミノ酸の代謝を上げて、細胞内の酸化ストレスを低下させるために必須の物質です。

またNAD+は、サーチュイン(SIRT)という長寿遺伝子や、AMPKを活性化し、代謝を上げ活性酸素を消去しアンチエイジングの効果を発揮します。

ナイアシンアミドの効果は?

ナイアシンアミドには、下記の3つの効果があります。

ナイアシンアミドの3つの効果

①皮脂分泌の抑制<ニキビ・毛穴改善>
 皮脂分泌が減少し、ニキビの改善へ導きます。

②ミトコンドリアを活性化<ハリUP・シワ改善>
 コラーゲンの生成が促進され、ハリの向上やシワを軽減します。最近はシワ改善や美白の注目成分として、美容液やクリームなど多くの化粧品に配合されています。

③抗酸化作用<老化防止・美白>
 活性酸素を強力に抑え、老化を防止。くすみのない透明感のある肌へ導きます。

 

医薬部外品の有効成分として承認を得ている成分!

ナイアシンアミドは、「シワ改善」そして「美白」の有効成分として、厚生労働省より承認を得ている成分です。

【シワ改善】
真皮に存在している線維芽細胞に働きかけ、コラーゲンの産生を促進してシワを改善します。

 

【美白】
メラノサイトで生じるメラニンの過剰生成を抑制し、シミ・そばかすを防ぎます。

またナイアシンアミドには、皮脂をコントロールする働きや、肌のバリア機能を高める効果もあります。

ビタミンCを還元する作用も!

更にナイアシンアミドは、活性酸素の消去系でも効果を発揮する成分です。
ナイアシンアミドは、活性酸素を消去したビタミンCを還元し、代謝を促進し、DNA修復酵素を強化します。

 

様々な美容効果が期待できるナイアシンアミド。
より相乗効果が期待できるビタミンCとともに取り入れるのがオススメです!

 

▼▼もっと詳しく知りたい!という方は▼▼
青山ヒフ科クリニック院長:ドクター亀山のビューティーコラムを読んでみましょう!

ビタミンB3は皮脂分泌を抑制して炎症を抑え、アンチエイジングを実現します
https://www.aoyamahihuka.com/beautycolumn/?id=1640165952-971342

 

【取材協力】青山ヒフ科クリニック院長 皮膚科専門医 医学博士 亀山孝一郎
1980年北里大学医学部卒業。
その後、北里大学皮膚科に入局。1986年1月~1989年5月まで、世界最高峰の研究機関である米国立衛生研究所(National Institutes of Health, NIH)にて、メラニンの生成について最新研究に没頭。1999年に、ニキビは感染症であるというそれまでの常識を覆す。“ニキビは感染症ではない、皮脂の過剰分泌を背景とした活性酸素病であり、アクネ菌はその悪化因子である”という趣旨の論文を発表。同年、医療法人社団星美会 青山ヒフ科クリニックを開業。また、ビタミンCの誘導体が天然型の何倍も肌に吸収されることを、世界ではじめて証明した。いまでこそニキビにビタミンCが効くことはあたりまえになったが、“ビタミンCのニキビに対する効果”という論文は当時驚きを持って迎えられた。
2020年5月発売「毛穴道」(講談社)を監修。