ビタミンの力で、肌と心をポジティブに

ビタミンC誘導体「リン酸アスコルビルMg」にこだわるワケとは?

スキンケア成分として人気のビタミンC。
実は、そのままでは壊れやすく酸化しやすいため、多くの化粧品では「誘導体」という安定化された形で使われます。

そのビタミンC誘導体の中でも、特にドクターケイがこだわって配合しているのが「リン酸アスコルビルMg(VC-PMG)」です。

今回は、ドクターケイが「リン酸アスコルビルMg」にこだわるワケを詳しく解説します。

代表的なビタミンC誘導体

代表的なビタミンC誘導体には以下のようなものがあります。

●リン酸アスコルビルMg (VC-PMG)
●テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VC-IP)
●パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na (APPS)

 

それぞれに特徴がありますが、私たちがあえて「リン酸アスコルビルMg(VC-PMG)」にこだわる理由は、
速攻性があり、パワフルなビタミンC誘導体であるためです。

「リン酸アスコルビルMg」の臨床効果

1999年に発表された亀山孝一郎氏の論文「ビタミンCのにきびに対する効果」では、
「リン酸アスコルビルMg」の効果として、以下の点が報告されています。

 

■「リン酸アスコルビルMg」の効果

①皮脂分泌の抑制
「リン酸アスコルビルMg」には、皮脂腺の活性を抑える作用があり、過剰な皮脂分泌を減少させることで、にきびの予防と改善に寄与します。

②抗酸化作用
ビタミンC誘導体は抗酸化作用が高く、過酸化脂質の生成を防ぐことで、にきびの炎症や悪化を抑制します。

③メラニン生成の抑制
「リン酸アスコルビルMg」はチロシナーゼ活性を抑える作用もあり、にきび後の色素沈着(炎症後色素沈着)の予防や改善にも役立ちます。

④安全性の高さ
臨床試験では副作用の報告が少なく、皮膚に対して安全に使用できることが確認されています。

「リン酸アスコルビルMg(VC-PMG)」は「攻めと守り」が両立する理想のスキンケア成分

「リン酸アスコルビルMg (VC-PMG)」は、にきび・くすみ・毛穴・老化といった様々な肌トラブルに、
予防と改善の両面からアプローチできる優秀な成分です。

他のビタミンC誘導体にもメリットはありますが、
「肌への優しさ」と「確かな効果」のバランスが取れているのが「リン酸アスコルビルMg(VC-PMG)」である
という点が、私たちがこの成分にこだわる一番の理由です。

 

参考文献:
亀山孝一郎「ビタミンCのにきびに対する効果-にきびは細菌感染症ではなく,皮脂の過剰分泌を背景とした活性酸素病である」Fragrance journal 1999.08 41-48