ビタミンの力で、肌と心をポジティブに

「ビタミンABC+グルタチオン」のタッグが最強な理由

 

ビタミンCは

✔シミ、くすみ
✔シワ、たるみ
✔ニキビ、赤ら顔、毛穴の開き
✔敏感肌、乾燥肌

という4大肌の悩みすべてを解決する、まさに「美容やアンチエイジングのエース」
しかし、ビタミンCにも欠点があります。

 

ビタミンCの欠点

 

ビタミンCの欠点。
それは、活性酸素を消去し、ほかの物質を還元すると
ビタミンC自体が酸化してしまうという点です。

この欠点を解決するのが、グルタチオンです。

 

ビタミンCをサポートするグルタチオン

 

グルタチオンは酸化したビタミンCを還元します。
すると、ビタミンCは酸化型ビタミンCから還元型ビタミンCとなり、
元のように活性酸素を消去し、コラーゲンの合成を盛んにする作用を発揮します。

このように、グルタチオンとビタミンCは
ペアとなって体内で老化の原因である活性酸素を消去します。

しかし、ビタミンCを還元したグルタチオンは、
その後酸化して酸化型グルタチオンになっていまいます。

 

グルタチオンをサポートするビタミンB3

 

酸化型グルタチオンを還元するのがビタミンB3(ナイアシンアミド)です。

このビタミンB3の働きにより、
酸化型グルタチオンは、還元型グルタチオンとなり、
またビタミンCとペアになって働くことが可能になります。

 

ビタミンC・グルタチオン・ビタミンB3は最強チーム

 

このように、ビタミンC・グルタチオン・ビタミンB3(ナイアシンアミド)はチームを組んで活性酸素を消去しています。
これらの物質を一緒に摂取したりスキンケアで外用すると、活性酸素が非常に効率よく除去されます。

さらにこれらの物質は、とても効率的にミトコンドリアを活性化して、代謝を上げます。

 

ミトコンドリアを活性化し代謝アップにも貢献

ミトコンドリアとは、いわば体内のエネルギー産生工場です。
そのミトコンドリアでは、ATPというエネルギー物質を作って
コラーゲンの合成や表皮細胞の増殖などをサポートしています。

そしてこのミトコンドリアの活性化に必要不可欠なのが、
ビタミンA、B群、C、グルタチオンです。

そのため、ビタミンABCやグルタチオンはスキンケアだけでなく
食事などで摂取することも大切です。

 

まとめ

ビタミンCグルタチオンナイアシンアミドはチームを組んで活性酸素を消去し、代謝を促進
⇒お互いに相乗効果を発揮!ビタミンCを単体で摂取するよりも効率的に効果を発揮します。

 

・ミトコンドリアを活性化し代謝アップに必要不可欠なのは、ビタミンAビタミンB群ビタミンC、そしてグルタチオン
⇒コラーゲンの合成や表皮細胞の増殖(ターンオーバー)などをサポート。

血液中を常にビタミンABCやグルタチオンで満たしておき、スキンケアを行うと、
ビタミンABCやグルタチオンが皮膚にとどまり効果を発揮しますので、
スキンケアだけでなく食事などで摂取することも大切です。

 

 

▼▼もっと詳しく知りたい!という方は▼▼
青山ヒフ科クリニック院長:ドクター亀山のブログを読んでみましょう!
・ビタミンCをレチノール、ナイアシン、グルタチオン一緒に塗ったり摂取すると美人になります
https://ameblo.jp/aoyamahihuka/entry-12767069496.html 

 

【取材協力】青山ヒフ科クリニック院長 皮膚科専門医 医学博士 亀山孝一郎

1980年北里大学医学部卒業。
その後、北里大学皮膚科に入局。1986年1月~1989年5月まで、世界最高峰の研究機関である米国立衛生研究所(National Institutes of Health, NIH)にて、メラニンの生成について最新研究に没頭。1999年に、ニキビは感染症であるというそれまでの常識を覆す。“ニキビは感染症ではない、皮脂の過剰分泌を背景とした活性酸素病であり、アクネ菌はその悪化因子である”という趣旨の論文を発表。同年、医療法人社団星美会 青山ヒフ科クリニックを開業。また、ビタミンCの誘導体が天然型の何倍も肌に吸収されることを、世界ではじめて証明した。いまでこそニキビにビタミンCが効くことはあたりまえになったが、“ビタミンCのニキビに対する効果”という論文は当時驚きを持って迎えられた。
2020年5月発売「毛穴道」(講談社)を監修。