ビタミンの力で、肌と心をポジティブに

ビタミンCが一番多い臓器は皮膚!

体には、脳や腸などの様々な臓器がありますが、
ビタミンCが一番多い臓器は、実は皮膚なんです!
でもなぜ、ビタミンCは皮膚に一番多く存在しているのでしょうか?

答え:皮膚は、外部の刺激&体内の刺激の両方に対して働くから!

ビタミンCが皮膚に一番多く存在している理由として
皮膚は、体の内部で起こる代謝やストレスなどによる刺激に対して働くだけでなく、
外側からの紫外線などによる刺激に対しても働く唯一の臓器のため、と考えられています。
そのため、ほかの臓器より多くビタミンCを持ち合わせ、
発生する活性酸素に対抗しているためと言われています。

活性酸素とは?

活性酸素とは、「ほかの物質を酸化させる力が非常に強い酸素」のこと。
体内に活性酸素が多くなればなるほど、酸化が進行します。

活性酸素はなぜ発生するのか?

活性酸素は殺菌力が強く、体内では細菌やウイルスを撃退する役目をしています。

ですのである程度は、体の中ではなくてはならない存在なのですが、
この活性酸素が増えすぎると、正常な細胞や遺伝子をも攻撃し、酸化状態にさせてしまうので、
ニキビや肌荒れ、毛穴拡大など、様々な肌トラブルを引き起こします。

そして、この活性酸素はメラニンを作り出す工場である「メラノサイト」に信号を送り、
シミができる原因の1つにもなっています。

活性酸素は外部の刺激だけでなく、代謝によっても発生

そして活性酸素は外部からの刺激だけでなく、内側、つまり代謝によっても発生します。
呼吸や食事を、エネルギーに変える際に発生したり、
ストレスを感じると、体はストレス因子を異物と勘違いして攻撃しようとするので、
その際に大量の活性酸素を生じてしまいます。

つまり肌は、紫外線などによる外的要因の活性酸素と、
代謝やストレスなどから生じる内的要因の活性酸素の、両方が生じる場所です。

よって、活性酸素を消去するビタミンCなどの抗酸化剤つまり、
酸化した物質を元の正常な状態に戻す物質が大量に必要となるのです!

活性酸素を消去するビタミンC

この、抗酸化剤の代表例として有名なのが、ビタミンCです。

外側からの刺激と内側からの刺激で活性酸素が大量に発生する皮膚には、
ビタミンCがたくさん必要なのですが、
生命維持に必要な臓器に先に使われてしまい、常に不足しがちです。

また、ビタミンCは体内では生成できない物質なので、
食事や内服からの摂取はもちろん、
スキンケアからもビタミンCを外用することが非常に大切なのです!

 

まとめ

・ビタミンCが一番多い臓器は皮膚!

・紫外線などの外的要因や、代謝やストレスなどの内的要因による、必要以上の刺激を受けると、肌内部では活性酸素を大量に生じる。

・過剰に存在する活性酸素は、肌荒れやニキビ、毛穴の開きやシワなどのあらゆる肌トラブルの原因!

・さらに活性酸素はメラニンを過剰に作り出す指令を出す。これがシミの元に。

・よって、活性酸素を消去するビタミンCなどの抗酸化剤必要!

・しかしビタミンCは、生命維持に必要な臓器に先に使われてしまい常に不足しがち。

・食事や内服、スキンケアからビタミンCを摂取することが非常に大切!

 

▼▼もっと詳しく知りたい!という方は▼▼

青山ヒフ科クリニック院長:ドクター亀山のブログを読んでみましょう!
・抗酸化剤は表皮角化細胞のNrf2を活性化して抗酸化物質を増加して代謝促進、美白、毛穴縮小します
https://ameblo.jp/aoyamahihuka/entry-12704072658.html